2011年初頭からの1年で約数千倍の検出増加率!?androidスマートフォン・タブレットを狙ったウィルス・マルウェアの大増殖の理由は?

 

セキュリティ・ウィルス対策業界ではお馴染みのアプリ性能の比較・調査機関「AV-TEST.org」ですが、android OS向けの調査報告を2013年1月から毎月公表することをアナウンスしています。

AV-TESTは、2013年1月よりアンドロイドセキュリティアプリ製品についてのレビューを毎月リリースすることとしました。
最初のリリースは2013年2月となります。
すでに20のアプリについて独自の方式にて、対マルウェア防御率、潜在的な脅威の検知、誤検出率、パフォーマンスなどのテストを始めています。

http://www.av-test.org/en/tests/mobile-devices/android/

その中で、現在のテスト状況などからおおまかなコメントも公表しています。

「いくつかの興味深い事実として、平均的なマルウェアの検出率は91%となり、最下位の製品では61%となっていることなどがわかってきています。
False positives(誤検出)もほとんど問題にならないと思われます(一部例外を除き。

多くの場合、スマートフォンなどのデバイス本体のパフォーマンスへの影響は顕著ではありませんが、いくつかのツールでは巨大なバッテリ·ドレイン(電池消耗の負荷増大)を示しました。
それは、例えば、ウェブサイトブラウジング、読書、文書、またはオンデマンドビデオの閲覧などで、セキュリティアプリを導入していない状態よりもより処理能力の多くを必要としたことによります。
最大で30%ほど違いがあることに着目しています。
AV-TESTは、セキュリティアプリの大半は、システム全体のパフォーマンスに2%(またはそれ以下)の影響を持っていることを強調したいと考えています。」

この原文コメントから察するところ、AV-TEST自体は、現在リリースされているセキュリティアプリでほとんどの危害を回避可能で、かつ、おそらく今後もその検出率は大きく推移しないであろうニュアンスを感じさせます。

 これは、アンドロイドOSを狙うウィルス・マルウェアの実態にあることと関係しているはずです。
上の表にあるとおり、わずか1年で尋常ではないペースでウィルス・マルウェアが制作・検出されることがありうるでしょうか?

つまり、アプリそのものがマルウェア(≒ウィルス)として機能しているわけです。

アンドロイドを狙うウィルス・マルウェアの急増の本当の意味と理由

 ここに、上のAV-TEST.orgが集計した期間に一致する世界的なモバイルOSのシェア推移のデータがあります。

AV-TEST推移表と同期間のiOSやアンドロイドOSなどのモバイル端末の世界的OSシェアの推移
同推移(パーセンテージ)

 データ出展:http://marketshare.hitslink.com/

 これらは、各サイトサービスごとに多少偏りが生まれるので誤差もありますが、一般的な見解通りアンドロイドOSが2011年初頭と比較して1年間で約1.5倍シェアを伸ばしていることがわかります。
シェアが増えることは、つまり、ユーザーが増えることであり、おのずと悪意のあるプログラム製作者のターゲットになる可能性が高まります。
(※2012年11月において、アメリカのIT調査会社IDC社により好評された「2012年第3四半期(7~9月期)に世界中で出荷されるスマートフォンの比率に関する調査結果」の中で、スマホOS別シェアでandroidが75%に到達したとの報告もあります)

しかし、これだけではAV-TESTの検出個体の伸びは説明し難く、もう少し他の要因を探って見ることにします。

次に目をつけたのが、アンドロイドアプリがマーケットへリリースされた総数の推移です。

Google PlayのWikipediaの記述によると、アプリの推移について以下のデータあります。

・アプリ数の推移
Google公式発表数と AndroLib 推定値にずれがある。

2011年1月、Androidアプリの総数が20万を超えていると推定(AndroLib推定)
2011年5月、アプリ数が20万と Google が発表。AndroLib推定値は30万
2011年7月、アプリ数が40万と推定(AndroLib推定)
2011年12月、アプリ数が60万と推定(AndroLib推定)
なお、AndroLib推定値は60万到達後はあまり増えなくなっている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Google_Play

 ※AndroLibは、アンドロイドアプリのカタログサイト大手
 → http://jp.androlib.com/ 

これから判断すると2011年1月から同年末で約20万から60万程度までアプリが増加しているようです。

その差は約40万。

AV-TESTの検出増加個体の数値がほぼ同期間で12,000個体なので、人気シェアと増加数から見ると、かなりの真実味を帯びてくることがわかります。
さらに、アンドロイドは一般ユーザー権限での野良アプリのインストールが可能であり、iOSとよく対比されるところですが、これも拍車をかけているのも真実だといえます。

ようやく結論に辿り着きつつありますが、要はWindows PCがくぐり抜けてきたのと同様に、大切な情報を盗み出そうとするアプリが毎日ゴロゴロ登場してきているわけです。

シマンテック社がこんな記事を掲載しています。

電池節約アプリ、電波改善アプリ、女優の動画アプリに潜む共通の罠

シェアも上昇し、自由度が高く、使い勝手も良いとなれば、自ずと辿り着く道であったわけです。

端末が壊れても保証がききますが、情報漏えいはユーザーの自己責任となるので、PCと同様、最低限の知識だけは備えておく必要があります。

 

アンドロイドユーザーがとるべき真のセキュリティ対策

 少し目先が変わりますが、無償で永年利用可能なアンドロイド向けの高性能ウィルス対策アプリに「アバスト! 無料モバイルセキュリティ」があります。
こちらについて、当研究所でも「完全永年無料かつ高評価のAndroidスマホ・タブレット向けウィルス対策アプリ「アバスト! 無料モバイルセキュリティ」ダウンロード」として記事にさせてもらっていますが、ここでさりげなく着目していたのがファイアーウォールの項目です。

 「ファイヤーウォール(※rooted本体のみ)」としていますが、root化本体でのみファイアーウォール機能が働くとされています。
これは他のウィルス対策アプリベンダーにはほとんど搭載されていませんが、 avast! はなぜあえてこの機能を無料で搭載してきたのでしょうか?
しかもroot化の条件付きです。

 そして、この部分はとてもとてもナーバスコンテンツになるので、これ以上の言及は日本国内では正直難しいかなと思っています。

「root化とは一体何なのか?」

 

 

 

PC向けウィルス対策ソフト利用数アンケート投票結果(2011年4月~2012年10月)

当研究所のWebサイトの右側のガジェット部分で表示していましたPC向けウィルス対策ソフトの利用数アンケートの集計結果をここに公表致します。
一年半で3214票にものぼるご投票をいただき、心から感謝申し上げます。

現在、生のデータを表示しています。
せっかくの皆さんの投票がこのままではちと勿体ないので、数日かけてビジュアル的に見やすいよう加工していきます。

 Question: 今利用している、または、あなたの選んだソフト・製品は? (2011.04.21START)
(有償・無償不問)
  1. Microsoft Security Essentials (8.96%, 288投票)
  2. avast! (アヴァスト!) (15.99%, 514投票)
  3. ウィルスバスター(トレンドマイクロ) (7.19%, 231投票)
  4. G-DATA (1.37%, 44投票)
  5. Panda (1.34%, 43投票)
  6. F-Secure (3.45%, 111投票)
  7. Avira (15.59%, 501投票)
  8. AVG (7.06%, 227投票)
  9. BitDefender (2.15%, 69投票)
  10. Kaspersky(カスペルスキー) (8.21%, 264投票)
  11. BullGuard (0%, 0投票)
  12. ESET NOD32 (4.2%, 135投票)
  13. IKARUS (0%, 0投票)
  14. McAfee(マカフィー) (3.33%, 107投票)
  15. Norman (0.37%, 12投票)
  16. Norton(シマンテック・ノートン) (9.33%, 300投票)
  17. COMODO (1.15%, 37投票)
  18. Dr.Web (1.18%, 38投票)
  19. VIPRE (0%, 0投票)
  20. ZoneAlarm (0.22%, 7投票)
  21. CA (0.09%, 3投票)
  22. その他 (3.27%, 105投票)
  23. 利用していない (5.54%, 178投票)

2011年度ウィルス対策ソフト比較ランキング、AV-Test.org(ドイツ)より発表20120131:Bitdefender、Kaspersky、ESETが各部門アワードに

2012.1.31、ドイツの世界的に著名なウィルス対策ソフトの評価機関「AV-Test.org」より、2011年度のホームユーザーと一部企業向け製品の総合評価が発表されました。

無料・有料問わず、有名どころの約20種類のアンチウィルス製品を今回の対象とし、ウィルス(マルウェア)の攻撃への防護能力の高さ、使用感も含めた操作やスキャン速度などによるPCへの負荷などを3つの部門に分けて評価しています。

各部門の最優秀ウィルス対策ソフト

各ベンダー製品の現行エディション(現在入手可能な最新製品バージョン:2011または2012年版)を用いて検査・評価が行われています。

総合部門賞(ベストプロテクションアワード2011)

今回、AV-Test.orgは、ウィルス・マルウェアなどの悪意あるプログラムからの防御能力や侵入遮断、メールプロテクション、危険なWebサイトの検知能力など、2011年の総合的なベスト製品として「BitDefender(ビットディフェンダー)」を挙げています。

復旧・復元部門賞(ベストリペアアワード2011)

次に、ウィルス・マルウェアの侵入・汚染を受けたシステムの復旧・復元能力の高さを評価し「Kaspersky(カスペルスキー)」を2011年のベストリペアアワードとしています。

アクティブなマルウェアを安全に削除し、不要なシステム変更を復元することに好結果を得たものとしています。

また、ルートキット技術を使用してシステムにとって未知の(隠れた脅威)の検出や除去・削除を可能としていることも特筆されています。

さらに、カスペルスキーは、検査機関「AV-Comparatives.org」においても2011年のプロダクトオブザイヤーを受賞していることにも注目してください。

操作・使用感部門賞(ベストユーザビリティアワード2011)

誤検知や不要な警告メッセージなどによるユーザー操作の阻害や、システム全体の使用感を含めたパフォーマンスへの影響が最も低い製品として「ESET(イーセット)」を挙げています。

アンチウィルス製品がパソコンの動作へ干渉すること、つまり、軽快性が近年ようやくクローズアップされるようになってきました。

ESETは、Windowsパソコンでもっとも一般的に利用されるブラウザなどへの負荷が低いことを評価された模様です。

 

AV-Test.org : The AV-TEST AWARD 2011
http://www.av-test.org/fileadmin/pdf/avtest_award_2011_english.pdf

 

※なお、各部門の詳細な製品ランク(順位)については後日追記いたします。

※製品名のリンクは、いずれも日本国内のベンダーとしています。

 

2011年前期向、2010年総合評価・比較ランキングNo.1ウィルス対策ソフトが発表!

昨年年末に、2010年(平成22年)年間を通じての世界の代表的ウィルス対策ソフトの各種性能テストの総合成績にもとづいたレポートが、AV-Comparativesより公表されました。
ウィルス対策研究所がこのレポートにおいて着目しているのは、製品パッケージとして有償(有料)で提供されているウィルス対策ソフトと、無償・無料で利用可能なソフトウェアを並列に扱いその評価対象としていることです。

当研究所では、おおよそこの年初頭に一度、昨年のデータをもとにしたウィルス対策ソフトの評価やランキングをお伝えしています。
その理由は、ほとんどのウィルス対策ソフトベンダー(メーカー)は、年末に向けて新機能を搭載した新バージョンをリリースしてくることが通例であり、リリース後、一定期間をおいて得られるそれらの性能・挙動・パフォーマンス・実績などを考慮した評価こそが、本年の実際のPCセキュリティの現場において重要だと考えているからです。

今回のこのAV-Comparativesは、あくまでも2010年の初頭から年末までの通年の総合成績を第三者機関としてテストしたものであり、ウィルス対策ソフトを選択するという視点では、新バージョンの持つ検知エンジン性能や新機能が実際に稼働している2011年の3月というこの時期あって、やや情報不足の感が否めないことを先にお断りしておきます。
また、対象としているソフト数が、今となってはやや物足りないことも、あえて付け加えておきます。

2010年の総合評価ランキングNo.1のウィルス対策ソフトは「F-Secure(エフセキュア)」

今回、2010年の総合的ウィルス対策ソフトのトップ(プロダクト・オブ・ザ・イヤー)として、「F-Secure(エフセキュア)」を挙げました。
ただし、これは2010年バージョンにもとづくものとなります。

※2010.3.2に以下の記事をエントリーしていますので、F-Secureを試してみたいかたはあわせてご覧下さい。
「F-Secure Internet Security 2011」無料180日(6ヶ月=半年)評価利用版をダウンロード

”総合的”とあるように、”高いウィルス・マルウェアの検出率・検知性能(潜在的な悪意的な脅威も含む)”、”ウィルススキャン性能の高速性”、”PCのパフォーマンスに与える負荷(使用感・動作への影響)”、”誤検知の実績”、”意味不明なプログラム上の欠陥(バグ)の有無”、そして、”ユーザの意思決定(操作判断)/相互作用に大きく依存することなく、インターネット(Web)も含めた感染ルートからのマルウェア(悪意のあるソフトウェア)の進入からのシステム保護”などの各種評価テストからまとめられた結果となっています。
そのため、ウィルス検知スピードなど、ひとつの性能に的を絞っると、2011年2月現在では「avast!6(アヴァスト6:無料版・上位機能搭載の有料版含む)」がトップの座についています。
これは、実際の利用環境・使用者の用途・目的、PC性能などを考慮した場合に、「万人にとって100%最善の一本!」は、けして存在しないことを意味しており、AV-Comparativesもそのレポート上でその旨明記しています。

次に、各性能テストで上位に位置づけられたウィルス対策ソフトをそれぞれ見ていくこととします。

 

 

A.オンデマンド マルウェア検知性能 評価テスト結果上位

「オンデマンド マルウェア検知性能」とは、「既知ウイルス検出テスト」を意味し、PC利用中のリアルタイムでのマルウェア(悪意ある脅威的プログラム)の検知・検出性能と、誤検出・誤検知・誤アラートの発生頻度(もちろん少なければ少ないほど良い)という、ウィルス対策ソフト選びにおいては、決定的で重要かつ信頼性の高い機能の一つです。
主に、インターネット閲覧中やメール送受信、ファイル操作など、ユーザーのパソコン利用行動を引き金として感染リスクが生み出されるアクション上での検出性能をみるものです。

オンデマンド マルウェア検知・検出性能の評価順位およびテスト結果
※(右:検出率(%))
※2010年2月及び8月のテスト結果をベースに評価
1位:G DATA(ジーデータ) → 99.7%
2位:avira(アヴィラ)→ 99.5%
3位:Symantec(シマンテック・ノートン製品)→ 98.6%
4位:F-secure(エフセキュア)→ 98.4%
4位:PC Tools(PCツールズ)→ 98.4%
6位:BitDefender(ビットディフェンダー)→ 98.3%
6位:eScan(イースキャン)→ 98.3%

2010年において、G DATAが通年の好成績をおさめています。
ここでランキングされているソフトタイトルはいずれも好成績であり、検出・検知率にかぎっていえば、どれを選んでも大きな差はないといえます。
その上で、特に、日本ではあまり知名度がないソフト名が挙げられていることにも注目してください。
日本がいかにソフトウェア後進国であるかを如実に示しているともいえます。
実際、純和製(国内産)のウィルス対策ソフトウェアは皆無に等しく、ウィルス対策ソフトの選択基準がCMやネット上のアドバタイズなどの広告露出度などに依存する傾向が強いという現実も露呈しています。

B.プロアクティブ オンデマンド検知性能 評価テスト結果上位

これは「未知ウイルス検出テスト」であり、それぞれのウィルス対策ソフトの最高の検知設定を使用して静的・オフラインでの検出結果を示したもので、どれだけ積極的に”新しい、もしくは、未知のマルウェア(悪意ある脅威)を検出できるかを調査しています。
ウィルスやマルウェアには、もちろんまったくの新種もありますが、いわゆる”亜種”という、もとの悪意のあるプログラムを開発者もしくは開発者以外のまるっきり他人が、各ウィルス対策ラボが発見して作成したワクチンファイルに対抗するべく改変した派生ウィルスも多くあり、これに対しての臨機応変な対応力をはかるテストでもあります。
また、この”高い(積極的な)検出率”において高評価を得るには、同時に誤報率の低さを達成する必要があります。

プロアクティブ オンデマンド検知性能の評価順位およびテスト結果
※(右:検出率(%)と誤検出頻度(単位:FP)
1位:G DATA(ジーデータ) → (~61%, 20 FP)
2位:Avira(アヴィラ:無料版・有償版)→ (~56%, 21 FP)
3位:Microsoft(MSE=マイクロソフト セキュリティエッセンシャルズ:無料)→(~55%, 6 FP)
4位:F-secure(エフセキュア)→ (~54%, 4 FP)
5位:ESET NOD(イーセット エヌオーディー)→(~54%, 9 FP)

C.誤検出頻度 評価テスト結果上位

セキュリティという観念上、ウィルス対策ソフトによる誤検出・エラーは、パソコン利用の上で深刻なトラブルにつながる可能性が低くはありません。
製品として世に送り出される前に、いかにしっかりとした調査・性能チェックが行なわれているかという、対策ソフトベンダーの姿勢をみる項目でもあり、重要な選択肢といえます。

誤検知頻度項目の評価順位およびテスト結果
※(右:誤検出頻度)
1位:F-secure(エフセキュア)→ (4)
2位:Microsoft(MSE=マイクロソフト セキュリティエッセンシャルズ)→(6)
2位:eScan(イースキャン)→(6)
4位:BitDefender(ビットディフェンダー)→(7)

D.オンデマンド スキャンスピード 評価テスト結果上位

パソコンユーザーにとって、その利用環境上にあるすべてのシステム、データ・ファイルがいかにウィルス感染や汚染がなくクリーンであるかは、情報漏洩(プライバシー情報・個人情報、企業情報・データなどセキュアな情報すべてを含めて)を他所へ送信する危険性と他のPCへの感染拡大など、そうしたウィルスやマルウェアの振る舞いを考えれば、当然重要なこととなります。
以下は、それぞれのソフトにおいて最高位の検出設定を利用したスキャニング速度に基づいたものです。

オンデマンド スキャン速度の評価順位およびテスト結果
※(右:誤検出頻度)
1位:Avast(アヴァスト:無料版・有償版)→ (~16.4MB/秒)
1位:Avira(アヴィラ:無料版・有償版)→ (~16.4MB/秒)
3位:Symantec(シマンテック・ノートン製品)→ (~16.0MB/秒)
4位:Panda(パンダ)→ (~15.9MB/秒)

上位だけを見てみればそれほど大きく差がないことはわかります。
消去法もウィルス対策ソフト選びにおいては大切なため、この項目については、下位のソフトウェアにも注目する必要があります。

E.全体的パフォーマンス(低システム負荷)評価テスト結果上位

ウィルス対策ソフトは、ユーザーのパソコン上でいかなる処理や操作を実行している間にも動作している必要があります。一部のウィルス対策ソフト製品によっては、いくつかのタスク・作業・処理を実行中に、「操作が重くなる」、「画面が固まる」、「カーソルが硬直する」など、システムのパフォーマンスに高い影響(悪い影響)を与える可能性があります。

システム負荷パフォーマンステスト結果と順位

1位:K7
2位:Kingsoft(キングソフト)
2位:Sophos(ソフォス)
4位:Microsoft(MSE=マイクロソフト セキュリティエッセンシャルズ)

ここで、注意してほしいのは、動作感が軽ければ良い、というものではないということです。
実際の、この順位には、検知能力など他の項目で非常に疑わしいものも含まれています。

F.オンデマンドによる潜在的な悪意のある脅威・アプリケーション 検出能力 評価テスト結果上位

アドウェア、スパイウェアやマルウェア、ボット、フィッシングなどインターネット上の感染リスクや、その他の詐欺や不正なソフトウェアの量は、ここ数年間で大きく急激に増加しています。
このようなアプリケーションは、型にはまった挙動やパターンであるとは限らず、セキュリティ上、それらを”正しいものか?”、または”悪意のあるものか?に分類するのは簡単な作業ではありません。
そうしたプログラムやアプリケーションは通常「潜在的に脅威となる可能性をもった不要なアプリケーション:PUA(potentially unwanted applications)」と呼ばれています。
多くの製品はこうした不要なアプリケーションについての対応に良い結果を残していますが、次の3つの製品はこの評価テストおいて、特に高い検出率を示しました。

1位:Panda(パンダ)
2位:Symantec(シマンテック・ノートン製品)
3位:TrustPort (トラストポート)

G.製品全機能によるダイナミックプロテクション評価テスト結果上位

インターネットセキュリティ”スイート”などの有償版セキュリティ製品の中でも総合機能を備えたものは、ウィルス・マルウェアからパソコン(システム)を保護するためにさまざまな機能を備えています。
そうした保護機能は、現実的な利用条件の下でテストされてこそ意味があるといえます。
実践的(実戦的)な性能をはかるという意味では、このテスト項目には大きな価値があります。
ここでは、そのソフトタイトルが持つすべての詳細設定の機能をオンにした上で評価が行なわれています。

1位:F-secure(エフセキュア)
1位:Symantec(シマンテック・ノートン製品)
3位:Avira(アヴィラ:有償版)
4位:Microsoft(MSE=マイクロソフト セキュリティエッセンシャルズ)

今回の結果に基いた、2011年に選ぶべきウィルス対策ソフトなどについての当研究所的総括

AV-Comparativesは、2010年の総評として、F-Secure(エフセキュア)を挙げましたが、性能・機能ごとの評価・ランキングを個別に見た場合、必ずしも同ソフトが上位を獲得しているわけではないことに気付きます。
近年、AV-Comparativesにある傾向(偏向)が出てきたとささやかれることも実はなくはありませんし、当研究所も一部やや懐疑的な評価を感じています。

実際の現場では、ウィルス対策ソフト選びにおいてまずまっさきに挙げられるのは、以下の2つです。

・評判
・コスト(価格や料金・値段:1年/1台あたりのコスト)

特に、コストについては、無料のウィルス対策ソフトがこれだけ性能をキープしながら、かつ、利用者も増やしていることを考えると、大きな要因となります。
今、この2011年にあって、特に日本国内に限って言えば、おかしな話ではありますが、”有料のソフトにしか選択肢がないユーザーこそ苦境・苦渋にある”といえます。
なぜなら、日本国内で著名なものは有料のものかつ低パフォーマンスのものが多く、また、広告主導本位での選択となるため、もともとソフトウェア開発文化や意識の低さなど土台のもろさが、そのまま財布を持ったユーザーに災いするかたちとなっています。

ただ、いずれの結果においても、それを鵜呑みにすることなく、まずは自分の環境にあった最適な一本を見つけることが大切です。
その意味で、各ウィルス対策ソフトベンダーが用意している無料評価版・体験版はとても有効的であり、また、使い方によっては無料で利用可能なソフトのほうが動作感などではっきりとメリットを示すことがあります。
その点は、AV-Comparativesも認めています。

「あなたは、ここに挙げられたウィルス対策ソフトのうち、何本の名前を知っていますか?」
また、
「何本を試したことがありますか?」

「自分の環境にあう」とは、つまり、バランスの優れた一本を探し出すこと。
自身のパソコンの用途、特にインターネットのサイト巡回先・閲覧先・ジャンル、メールの送受信の方法、ネット-ワークへの接続方法など、項目ごとに絞っていけば、自ずと高めるべきセキュリティの度合いもはじき出されます。

それは、ユーザーそれぞれがひとつずつ持つセキュリティの方程式であり、
多くの機能をもち、多額な料金で、広告ばかり目にするだけのウィルス対策ソフトには、”おそらく”本物はないというこたえが、きっと出てくるはずです。

2010年6月のウイルス対策ソフト検知性能ランキング、Pandaがトップ!、無料のMicrosoft Security Essentialsも高位置キープ、Aviraも評価上昇

2010年6月8日、オーストリアのウィルス対策ソフト研究の非営利団体AV-Comparatives により、世界中でリリースされているウィルス及びセキュリティ(マルウェア対策・ネットワーク・ファイアーウォール含む)対策ソフトの性能比較によるランキングが発表されました。
このデータは、2010年2月期までの実ウィルス・抗体プログラム・ワクチンファイルによるもので、もちろん現時点でも有効ですが、普段目にしないソフトなどが、ある特定の種類のウィルスに強いなど時期的な理由で上位に上がってくることもあります。
そのため、今回1位のソフトを選ぶよりも、年間を通して上位をキープする選択がベターかと思います。

それでは、当サイトの経験上の独断と毒舌を踏まえた解説付き順位は以下の通りです。

1位 Panda:パンダ セキュリティ(PS Japan 株式会社) 63%
海外では多少有名
クラウド版の無料対策ソフトも提供中
http://www.cloudantivirus.com/ja/

2位 G DATA(ジーデータ) 61%
安定的上位をキープ
一般的なユーザー層への浸透が広まりつつあり
株式会社ジャングルが提供

3位(同率) Kaspersky(カスペルスキー) 59%
インターネットに強い系のユーザーに好まれる傾向
若干、効き目の強さによるパソコン動作への不可が強いか?
日本では、一太郎やATOKのジャストシステムが販売・サポート

3位(同率) Microsoft Security Essentials 59%
Windowsを作った会社が、やっぱりマイクロソフトだったことを確認させられる高順位
無料版しか存在しないので、つながらない電話をあてにしないひとにはもちろん好評
アングラサイトを覗かず、IE以外のブラウザーでネット閲覧し、Webメーラーでメール受信するひとにはほぼ鉄壁
パソコンの動作感に与える影響は、AvastやAVGと同等程度で、変な負荷が少ない

4位 Avira(アヴィラ) AntiVir 53%
無料版を用意している会社としては老舗
赤い傘のマークで、ネット上級者にはおなじみ
効き目・検知率は無料版でもピカイチ
ただし、有料版への誘導ウィンドウが数時間に一度現れることと、パソコンへの負荷が他の無料版に比べてやや強し
メモリーを潤沢に積んだPCなら(とくに64bit OS)

5位(同率) ESET NOD32(イーセット・エヌオーディー32) 52%
パソコンに与える負荷が低いわりに、効き目が強い、という評価多し
ただし、前回結果から順位を落としたことが意味するように、ウィルスに対して得手不得手があり
そのため、ネット上級者によって賛否が分かれる一品
アンドロイドのCGでおなじみ
日本では、キャノンITソリューションズが販売

5位(同率) F-Secure(エフ・セキュア) 52%
安定的順位
検知能力については、不満のない水準
ただし、パソコンへの負荷がやや強い印象

6位(同率) BitDefender(ビットディフェンダー) 50%
ファイアーウォールでおなじみ
B-HAVEと呼ばれる”ふるまい検知機能”を使った未知のマルウェアへの高い検出率とPCに優しい設計が特徴
もう少し有名になってもいいかも
今後に期待
日本ではサンブリッジソリューションズが販売

6位(同率) K7 Computing(ウィルスセキュリティZEROなど) 50%
この順位は意外と驚き
返金騒ぎがあったことで有名
日本では、ソースネクストが低価格で販売し数年前に一気にシェアを伸ばした
もとはインドの開発企業
世界の脳みそであるインド系PC関連企業の成熟とともに今後期待が高まるか?

6位(同率) eScan 50%

7位 Symantec Norton(シマンテック ノートン) 43%
インターネット創生期からの老舗・・・とはいえ、これまでのそのソフトの振る舞いから悪評は高し
自社サイトにも多数の情報が出ているが、パソコンをクラッシュさせる要因になったこともあり
日本では、古くから、新品で購入した各社のパソコンへのおまけ導入としてよくみかけられた
現時点で選択肢とはなりにくい

8位 McAfee(マカフィー) 38%
こちらも新規購入PCのバンドルとしては赤い「M」アイコンでおなじみ
近年、法人、それもとくに大きな規模の企業のサーバー系への導入が進む
Web対策にも強い
が、個人にはもうマカフィーはなじみが薄い

9位 AVG(エーヴイジー) 34%
世界的に、無料のアンチウィルスソフトといえば、というほど日本でも有名な時期が
だが、性能は他の無料ソフトに遅れをとる
軽さは、たしかに目を見張るモノがあり
MSEの出現により、導入価値は薄れる傾向

10位 Sophos(ソフォス) 32%

11位 Avast(アヴァスト) 29%
陥落・・・そういう印象がぬぐいきれないこの順位
無料で軽く効き目が常識的以上、という評価は今後どうなってしまうのか
Aviraよりは軽し

12位 Norman 27%

13位 Trend Micro (トレンドマイクロ ウィルスバスター) 26%
日本の法人では圧倒的なシェアをもつ(と考えられる)
管理機能があるためか、大手企業のPCでは、ビジネス版をよく見かける
歴史の長さが特徴
海外ではPCシリン
ただし、性能・検知能力とも常に低順位
ネット上級者にも当然受けが悪く、TVCMの影響と量販店での販売戦略でシェアを伸ばす
各社の月額ウィルス対策ソフトもこれだったり(名前を変えて売ってる場合も)
2010年7月には、インターネット閲覧ソフトで最高シェアともいえるファイアーフォックス(FireFox)へのウィルスバスターツールバーによるクラッシュ問題発生
企業などで、どうしても有償のソフトじゃないと対外的にまずい(取引先への信用などで)などの理由での導入はしょうがないが、一般個人には無料ソフトで十分以上

14位 PC Tools 17%

15位 Kingsoft(キングソフト) 11%
中国勢が、今後どれだけこのコストをキープしたまま性能を上げてくるかは見もの
それ以上の興味は・・・

 

 

一般個人なら、マイクロソフトのMicrosoft Security Essentials、これ一択できまり!

法人やショップなど、無料ソフトの使用許諾が与えられないパソコンには、5位以上のソフトを・・・。
ただし、無料版をもつ企業のソフトの有料版”以外”は、パソコンへの動作負荷が高いので、それなりにメモリーを増設するなどの対処をぜひ。

※その根拠として、パソコンの快適な動作感は、業務に与える影響、つまりストレスとともに、ファイルを開くなどの一般的操作にも時間がかかる場合があります
それらわずかなことも、積み重ねると大きな損失になることは容易に想像がつくはずです
ものによっては、人間の体と同様、ワクチン自体が悪い方へ活性化し、最悪パソコンにクラッシュをもたらす可能性もあります
本来ならば、ウィルス対策ソフトはパソコン自身にとっては不要なモノ
その発想で、外部からのファイルの移動(インターネットや外部メディア=光学ディスクやUSBメモリなどから)を最低限に抑えるなど、物理的なルールづくりこそが安定したパソコン環境の基礎となります
健全な使い手にあらずんば、効率的なPCライフは得られず、ということですね

2010年2月のウイルス対策ソフトランキング、NOD32がトップ、無料のMicrosoft Security Essentials、AVG、AntiVir、Avastは高評価

 

2010年2月付けの気になるウィルス対策ソフトの検出率テストのランキングがSRIインターナショナルより発表されました。パッと見てわかるとおり、個人利用にかぎり無料で利用できる対策ソフトについてはあいかわらずの好成績を残しています。今回よりランキングデータの取得方法が変わったため、パソコンテクニカルショップ アイエヌジー責任編集としてお伝えします。

それでは、バレンタインデー記念のランキングデータを御覧下さい。

◆ウィルス対策ソフト 検出精度ランキング 一覧 (2010.02.14)

順位→検出率→検出ミス数→ソフトタイトル→メーカー→国→サイト
→その他情報:国内販売元、ダウンロード先、Amazon.co.jpの購入者レビュー等
※グローバルなランキングデータのため、日本での利用環境を含めて解説しています。
※検出エンジン・アルゴリズムを重視し、一部名称等を簡略化しています。
※実際の軽快性などの使用感はレビューがかなり参考になります。

  1. 100%→1→NOD32→ESET→[スロバキア] →www.eset.com
    【有料】:順位上昇。日本ではキャノンITSが販売元。世界で初めて軽快な動作感を売りに。
    @サポート現場の声:一時期すり抜けが多かったですが、バージョンアップが進み検出率が向上
    相変わらず海外では人気のある対策ソフトです
    Amazonレビュー等→ESET NOD32アンチウイルス V4.0
  2. 100%→1→Webwasher-Gateway→Secure Computing→[アメリカ] →www.securecomputing.com
    【企業向け】:現在はマカフィーとなり、製品は一般向けではありません
  3. 92%→102→Ikarus→Ikarus Security Software→[オーストリア] →www.ikarus-software.at
    【有料】:更新パターン・エンジンなどは無料で提供されますが、国内では実質不向き
  4. 90%→128→Microsoft Security Essentials(MSE)→Microsoft→[アメリカ] →www.microsoft.com
    【無料】:順位上昇↑ ご存知マイクロソフトの無料製品。2009年秋より正式に無料でリリース。
    @サポート現場の声:ここ半年で一番紹介率の高いソフト、Windowsのマイクロソフト製品なので安心
  5. 89%→131→AntiVir→Avira→[Germany] →www.free-av.com
    【無料】:安定的上位。性能と扱いやすさ、傘のマークのデザインで日本でも人気。
    @サポート現場の声:早くから無料利用を売りにしてきただけあり、ウィルスデータやノウハウの蓄積高し
  6. 89%→141→カスペルスキー→Kaspersky Lab→[ロシア] →www.kaspersky.com
    【有料】:上位維持。世界的に人気。国内では一太郎のジャストシステムが販売
    @サポート現場の声:従来から検出率で評判高いですが、やや上級者向けか?ライセンスが少ない
    Amazonレビュー等→Kaspersky Internet Security 2010 1年版 鷹の爪コラボパック
  7. 88%→146→BitDefender→BitDefender Inc→[ルーマニア] →www.bitdefender.com
    【有料】:日本でも提供あり、海外では人気あり
  8. 88%→149→AVG→Grisoft Inc→[チェコ] →www.grisoft.com
    【個人利用に限り無料、有料の高機能版もあり】:完全日本語版が提供されてからも成績は安定的
    @現場の声:AntiVirやAvastよりスパイウェアのすり抜けは多いように思います
  9. 88%→151→Sophos→Sophos Labs→[United Kingdom] →www.sophos.com
    【有料】:欧州企業などで導入率高し、法人向け
  10. 87%→160→Dr. Web→[ロシア] →www.drweb.com
    【有料】:海外ではクモのマークでおなじみで、人気は低くはありません
  11. 87%→167→F-Prot→Frisk Software International→[アイスランド] →www.f-prot.com
    【有料】:Windows用もありますが、需要はLinuxやサーバー用途向きで、日本ではケイアイエスユー社が提供
  12. 87%→167→F-Secure→F-Secure Corporation→[フィンランド] →www.f-secure.com
    【有料】:海外で人気高く、日本でも徐々にユーザーが増えているようです。
    @サポート現場の声:効きはとても良いですが、検出後の処理にやや重さを感じます
    Amazonレビュー等→エフセキュア インターネットセキュリティ 2010 3PC 1年版
  13. 86%→171→Authentium→Authentium→[アメリカ] →www.authentium.com
    【有料】
  14. 84%→193→G Data→G Data Software AG→[ドイツ] →www.gdata.be
    【有料】:軽快さが売り、日本でも提供、今後の注目株か?
    Amzonレビュー等→G Data インターネットセキュリティ 2010 3年版/1台用
  15. 84%→198→Avast! ALWIL Software→[チェコ] →www.avast.com
    【個人利用に限り無料、有料の高機能版もあり】:安定した順位と人気、他のソフトに押され気味か?
    @サポート現場の声:MSE登場までは、これもおすすめでした
  16. 84%→201→Norman→Norman Inc→[ノルウェイ] →www.norman.com
  17. 83%→213→CAT-QuickHeal→Quick Heal Technologies→[インド] →quickheal.co.in
  18. 83%→215→VirusBuster→VirusBuster Ltd→[ハンガリー] →www.virusbuster.hu
    【有料】:日本で有名な”ウィルスバスター”とは別の製品です
  19. 82%→219→VirusBlokAda Ltd→[ベラルーシ] →www.anti-virus.by/en
  20. 82%→223→Fortinet→Fortinet Inc→[アメリカ →www.fortinet.com
  21. 82%→228→Rising→Beijing Rising International Software→[スイス] →www.rising-global.com
  22. 82%→230→ウィルスバスター→トレンドマイクロ→[アメリカ] →www.trendmicro.com
    【有料】:テレビCMでかなりおなじみに。もともと企業や個人でも導入率高し。1本で3台使えるのはお得
    @サポート現場の声:いまでも更新を続けてる人は少なくありませんが、おすすめはしていません
    Amazonでのレビュー等→ウイルスバスター2010 3年版
  23. 81%→232→eTrust-Vet→Computer Associates→[アメリカ] →www.ca.com
    【有料】:以前はマイクロソフトとタッグを組んでいました
  24. 81%→232→AhnLab-V3→AhnLab→[韓国] →www.ahnlab.com
  25. 80%→253→Panda→Panda Security→[スペイン] →www.pandasecurity.com
    【有料】:海外では人気あり
  26. 80%→255→ClamAV→SourceFire→[United States] →www.clamv.net
  27. 79%→265→マカフィー→マカフィー→[アメリカ] →www.mcafee.com
    【有料】:メーカーパソコンなどのバンドル品として意外と導入率は低くはない。現在はWebセキュアサービスへ移行か
    @現場の声:完全に無料ソフトに押され気味、かつ順位は常に低い傾向が
    Amazonレビュー等→マカフィー インターネットセキュリティ 2010 2年版 マカフィー インターネットセキュリティ 2010
  28. 79%→266→TheHacker→Hacksoft→[ペルー] →www.hacksoft.com.pe
  29. 78%→275→ノートン→Symantec Corporation→[アメリカ] →www.symantec.com
    【有料】:日本でもおなじみ。最近ウィルス対策していたブログサイトが感染し90日無料版を提供した経緯が
    @サポート現場の声:以前からおすすめはしていません
    Amazonレビュー等→Norton 360 バージョン 3.0 USB

 

無料で利用が可能なMicrosoft Security Essentials、Avira AntiVir、AVG、Avast各製品の順位が安定的なのはうれしいことです。やはり、無料利用で他社よりも早く広く検体を集めることができることが勝因ではないでしょうか。

TVCM、雑誌広告などで見かけたり目にするウィルス対策ソフトが順位の上位にくることはほぼ稀であり、メールやインターネットなどの一般利用ではそういた有料ソフトに更新料を支払い続けるのには疑問が感じられます。有料のものには、電話がつながる、つながらないを無視すればサポートを受けることはできるメリットはありますが、その点がコストに跳ね返っていることも性能への影響と考えられます。

ウィルス対策ソフトの更新時期を控えてるかたや、今使っているソフトのきき具合に不安をお持ちの方は無料対策ソフトの導入を検討されてみてはいかがでしょうか?

こちらからマイクロソフト セキュリティ エッセンシャルズを無料ダウンロードすることができます。
http://www.microsoft.com/Security_essentials/default.aspx

 

 

2010年向け、世界四大無料ウィルス対策ソフト「Avast」「AVG」「Avira」「MSE」の比較評価・ランキング

2009年末、NotebookReview.comより、世界でもっとも有名な無料・無償で利用できる四つのアンチウィルス(ウィルス対策)ソフトについて、詳細な性能・機能評価とランキングなどの比較結果が発表されました。
無料のアンチウィルスソフト選びに迷っている、パソコン初心者やビギナーかたの参考になりましたら幸いです。

<追記(2011.3.1):以下のエントリーもご覧下さい>
2011年前期向、2010年総合評価・比較ランキングNo.1ウィルス対策ソフトが発表!

以下、詳細です。

1.この比較調査・テストの概要

ここ数ヶ月にわたって「ノートブックレビュー」が無償のアンチウィルスソフトについて検証してきた結果をまとめました。
今あなたが、無料で使えるウィルス対策ソフトにとても興味をもっている場合、けっして見逃せない内容になっているはずです。

2.比較調査の対象とした無料ウィルス対策ソフト

以下のアンチウィルスソフトを比較調査の対象としています。
いずれもすべて無料・無償で利用が可能なものです。
(以下、すべて日本語版がダウンロードできるページへリンクしています)

3.比較テストの方法

上記の4つのアンチウィルス対策ソフトを、以下の4つのカテゴリーにてぞれぞれ評価を行っています。

  • 対ウィルス防御性能
  • ユーザーにとっての使いやすさ・使い勝手
  • パフォーマンス
  • その他の特徴的な各自機能

それぞれのカテゴリーで、得点が高いほど優秀と評価しています。

4-1.セクション1:対ウィルス防御性能

このセクションでは、2つの性能に的をしぼり得点評価を行っています。
その2つとは、対策ソフトがいかに早くウィルスを検知できるかの速度に対する評価と、最新のワクチンパターン(定義ファイル)への対応の早さと更新頻度に対する得点評価です。

ソフト名

ウィルス検知速度
(0~12点)

ワクチン更新頻度
定義ファイル
(0~2点)

合計得点

AVG 9.0

5

2

7

Avira

5

1

6

Avast

12

2

14

MSE

7

2

9

(このテストでの総評)
・ウィルス検知速度:

このテストでは、ウィルスが含まれるファイルをパソコンにダウンロードする操作を行った時点ですぐさまウィルスを検知・ブロックするなど、Avast!が他のソフトよりもはっきりとその性能の高さを発揮しました(※注:通常、インターネットからダウンロード完了してからウィルスチェックを行なうソフトがほとんどなのに対して、Avast!はクリックしてダウンロードが実際に開始される前の時点で、そのファイルを解析し検知・ブロックしている、という意味になると思われます)。
AVGとAviraについては、ともにシステムスキャンを行なう前に、ダウンロード中の段階でウィルス検知に成功しています。
MSEについては、すべてのウィルスファイルについて、いったんダウンロードでパソコンに取り込んだあとに、手動によるシステムスキャンの必要なく検知・駆除に成功しています。

・パターンファイルの更新頻度:
4つの対策ソフトともに、一般的なパソコンユーザーにとってはほぼ100%に近いレベルで、手動によるパターンファイルの更新を必要としない、十分な更新頻度をもつと考えられます。
これらの無料対策ソフトの評価に当たって、今回1日の1度のみ自動アップデートを行なう設定としました。
この点について、有料製品版のウィルス対策ソフトと比較するならば、有料版は1日に数回、数時間に1度アップデート・更新を行なうという点に違いがあることを付け加えておきます。
このテストで、Aviraだけが1点となったのは、他のソフトに対して、更新・アップデートについて無駄に長い時間がかかったことが原因です。

4-2.セクション2:使いやすさ・使い勝手の比較

このセクションでは、3つの性能に的をしぼり得点評価を行っています。
それは、「操作画面(インターフェイス)」、「操作のシンプルさ」、そして「無償版であることによる不便さ」、です。
これらすべての機能は、ウィルス対策ソフト選びの重要性にとってはそれぞれ同等のウェイトを占めています。
操作画面の評価は、操作画面のわかりやすさ・理解しやすさと、目的の機能への誘導(ナビゲーション)が上手に行なわれているか、への着目点をベースに行なわれています。
シンプルさは、提供される操作画面において、一般的なユーザーが、専門的な機能に対してもいかにたやすく迷わずに操作できるか、に着目してます。
最後の、無償版であることのよる不便さについては、得点が高いほど有料版と遜色ないことを示しています。
有料版に負けない性能を持つことは、とくに重要となります。

ソフト名

操作画面
(0~4点)

操作のシンプルさ
(0~4点)

不便さ・使いにくさ
(0~4点)

合計得点

AVG 9.0

3

3

2

8

Avira

2

2

0

4

Avast

2

3

1

6

MSE

4

4

3

11

(このテストでの総評)
操作画面とシンプルさ:
MSEが総合的に最高の評価となっていますが、それは必要にして最低限の情報ではっきりとわかりやすく区別して提供されていることからです。
Avast!はほとんどの操作をアイコンでしめすなど作り手の学習曲線による影響も感じられますが、今後それがどう不都合さにつながっていくかが注目されます。
Aviraは、シンプルさと操作画面の両方で低い点数となっていますが、それは1998年頃から代わり映えのない見栄えとインターフェイス性能のためです。
AVGは、わかりやすいインターフェイスながらも、提供される情報がいまひとつ物足りないと考えられます。

無料ソフトであるゆえの不便さ・不都合など:
この評価結果には、いろいろな考え方・見る角度があります。
MSEが高評価であるのは、無料ソフトの中でも唯一、Windowsの生みの親であるマイクロソフトが当然検証・認定しているソフトであることと、このソフト利用することでマイクロソフトが参加しているスパイネットサービスの情報を無償でその恩恵にあずかれることといえます。
AVGはMSEに接近した評価となっていますが、それは操作画面を開くといつでも目につくところに有料版への乗り換えをうながす項目が目につくことです。
Avast!が点を落とした理由は、無料であっても十数ヶ月に一度のユーザー登録を必要とするためです。
(※有料版への誘導がほとんどないので、これについては無償高機能の対価としてじゅうぶん目をつぶることができる範囲と思います)
Aviraが0点であったのは、わずらわしいほどの頻度で出てくる有料版への乗り換え案内のポップアップウィンドウのためです。
(※これは、ワープロやインターネット中などいついかなるときでも画面上にあらわれるため、操作を阻害されるストレスをその低評価の根拠としているようです)

4-3.セクション3: パソコンの動作に与える影響とスキャンにかかる時間

ウィルス対策ソフトは、歴史的にも、その機能が発揮されるためにいくらかかパソコンへの動作・パフォーマンスへ負荷を与えることが問題視されてきました。
(今でこそ、「さくさく軽快」や「軽い動作感」が売りのソフトが増えてきましたが、2006~7年頃までは、特に有名どころの有料ソフトのことですが、それはそれはひどい負荷を与えるモノが少なくありませんでした)
このカテゴリーでは、そうしたパソコンの動作感への影響や負荷と、ウィルススキャンにかかる時間について調査した結果をまとめています。

ソフト名

PCへの動作負荷
(0~2点)

スキャン時間
(0~2点)

合計得点

AVG 9.0

2

2

4

Avira

2

1

3

Avast

2

1

3

MSE

2

0

2

(このテストでの総評)
パソコンに与える動作負荷や影響(サクサク感)t:
すべての対策ソフトが、ほとんどパソコンに与える動作負荷や重さを感じさせず、満点の結果となりました。

ウィルススキャンにかかる時間:
MSEのみが、1時間をこえるのんびりとしたスキャン時間を残す結果となりました。
AVGがとりわけスキャン時間が早く、Avast!やAviraが34分~45分程度必要としたのに対し、23分程度で完了することができました。
(※この結果については、対象とするウィルスによる検知性能の差(そのウィルスに対する情報があるかないかも含め)があるので、この時間差については4本とも大きな違いはないと当研究所は考えます)

4-4.セクション4:それぞれのソフトが持つ特徴的な独自機能

無料のウィルス対策ソフトというと、その「無料である」ということから必要最低限の機能しかないと思われがちです。
このテストでは、無料版でありながら一歩進んだ機能を持っているかに着目しています。

ソフト名

特徴的な独自機能
(0~1点)

AVG 9.0

1

Avira

0

Avast

1

MSE

0

この評価テストに関しては、私たちは特にAVGとAvast!について無料版を超えた機能をもっていることに対して評価をしています。

AVGは無料であるにもかかわらず悪意のある盗み見に対してのスパイウェア対策機能をもち、Avast!については、万一ウィルスにファイルを汚染された場合にも助けてくれるファイル復旧データベース機能と簡易ファイアーウォールをもっていることです。

5.無料ウィルス対策ソフト選びの結論

ソフト名

防御性能

使い勝手

パフォーマンス

特徴的独自機能

総合得点

AVG 9.0

7

8

4

1

20

Avira

6

4

3

0

13

Avast

14

6

3

1

24

Microsoft SE

9

11

2

0

22

今回の調査・テストの結果、無料対策ソフトの勝者は . . .

アバスト! 無料アンチウイルス4.0(avast!)

となりました。

Avast!が私たちの目を引いたことには、特に4つの理由があります。
その中でももっとも特徴的なのが、最高の防御性能をもたらしてくれることであり、さらに、付け加えるならば、他の3つの無料対策ソフトよりもダントツにわかりやすいインターフェイス・操作が挙げられます。
また、特徴的な独自機能をもち、その中でも、とりわけ重要なのが、ファイル復旧データベース機能と簡易ファイアーウォールをもっていることです。

Microsoft Security Essenntialsは、惜しくも僅差で二位という結果に終わりました。
ただ、一位のAvast!に比較しても、その検知能力の高さと、なめらかで柔軟な操作性、そして、有料版と比較しても最低限の差しかないことについては高い評価が与えられています。

AVGは、MSEに次ぐ順位となりましたが、わかりやすい操作性とスパイウェア対策機能は特筆すべき機能でもあります。

今回、Aviraはもっとも低い評価となってしまいましたが、それは、その今となっては旧世代の古い感じがする操作画面(インターフェイス)と専門的な操作のわかりにくさ、そしてまた、頻繁に画面上に現れてうざがられがちな、有料版への乗り換えをうながポップアップウィンドウがその敗因となっています。

こうして今回、有名な4つの無料アンチウィルスソフトについてあえてテスト・評価を行ないましたが、いずれも十分な成績を残した合格点を持つソフトであることを最後に付け加えておきます。