ユーザー5割超のXPを切り捨て、Internet Explorer 9日本語版、2011.4.26(火)AM0:00リリース決定

2011年4月6日、日本マイクロソフト(以下、「MS」)は3月11日の東日本大震災に伴い延期していた「Internet Explorer 9 日本語版(以下、「IE9」)」の正式製品版のリリースを4月26日(火)午前 0 時(日本時間)と決定したことを発表しました。

この延期は、IE9のメジャーバージョンのダウンロードによる、このたびの震災の全国的な復旧活動に利用されるべきインターネットインフラへの負荷軽減に配慮したためで、この姿勢は評価されるべきです。

IE9日本語版ダウンロード

http://windows.microsoft.com/ja-JP/internet-explorer/downloads/ie

正規版がすでにリリースされている英語圏などの他言語版でもインストール自体は可能です。
(IE9RTM バージョン)

ダイレクトダウンロードは以下のMicrosoftのWebサイトリンクからどうぞ。

Download Internet Explorer 9

http://windows.microsoft.com/en-US/internet-explorer/downloads/ie-9/worldwide-languages

XPでは利用できないInternet Explorer 9

今回のIEでは、Windows Vistaや7をメインストリームと捉え、Windows XP(それ以前のOS含む)は動作対象外となりました。
その理由として、XPがメインであった時代のPCの性能がIE9の要求に応えきれないことや、XP自体のセキュリティレベルがIE9が設定しているレベルに到達しえないことをあげています。

しかし、個人・企業を含め、全世界でいまだ50~60%以上のユーザーがいるXP OSを切り捨てることは、ある意味大胆な決断といえます。
Mozilla FireFoxGoogle Chromeなどが変わらずXPユーザーを大切にしていることを考えると、今後、OS戦争も含めたプラットフォームの代替が急速に進む可能性も予感されます。
すでにスマートフォン・モバイル・タブレット分野では、apple iOSやGoogle androidにそのシェアを奪われており、MSに残された牙城がワード・エクセルなどのオフィススイートに代表されるアプリ資産を根拠としたパソコンOSのみであることを考えると、この2011年は今後10年のPC市場を占う年となるかもしれません。

Internet Explorer 9の目玉

IE9の目玉は、やはりHTML5に代表されるアニメーションなどの大胆な動きを取り入れたダイナミックなサイトにあると思います。

XPでもそれぞれ一部デモを体験することが可能です。
※以下はいずれも、英語サイトです。

・Internet Explorer 9 テストドライブ

http://ie.microsoft.com/testdrive/

・Beauty of  the Web デモサイト

http://www.beautyoftheweb.com/#/download

Internet Explorer 9のセキュリティと導入意義

IE9の正式版はすでに海外ではリリースされており、なんと公開直後24時間で235万ダウンロードを記録しています。

ただ、IEのメジャーバージョンアップ直後は、ほとんどの場合、正式リリースにもかかわらず深刻なセキュリティバグを内包していることが歴史的にも多く、セキュリティ上の観点からは人柱覚悟でない限りはしばらく様子見することが吉だと思われます。

2011年の春のこの時期にも、すでにIE自体、ブラウザ市場ではそのシェアをほとんど他のブラウザに奪われており、機能や利便性を考えてもIE9でなければならない理由は、その目新しさ以外には感じられないように思います。

もともと、IEそのものをWindowsの中核となる部分と干渉させすぎたことがこの結果を生んでおり、こうした状態は1990年代後期にはすでに予見されていました。

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